妻の妊娠中に夫も禁酒してよかったこと

2018年12月、妻から妊娠の報告を受けました。

妊娠はとても喜ばしい出来事ですが、妊娠が分かると女性はいろいろと我慢しなくてはいけないことが出てきます。

我慢することの代表格がアルコール類。

妊娠中および授乳中のアルコール摂取は、子供に悪影響を及ぼすと言われており、妊娠したらアルコールを控えることが一般的です。

そんな妻の禁酒期間中、思うところあって一緒に禁酒したのですがいい事ばかりだったので書いておこうと思います。

目次

前提

夫側

アルコールに対するスタンス: コミュニケーションツール。あれば雰囲気で必ず飲むし、なければないで大丈夫。とはいえ暑い日はクイッと一杯飲みたい。

禁酒前のアルコール摂取量:ビールを中心にグラスで週2,3回、3杯程度

妻側

アルコールに対するスタンス: お酒も雰囲気も大好き。若かりし頃は、「ビールがわたしのアイデンティティじゃー!」と豪語していたほど。ただ結婚してからは落ちついて、「わたしのアイデンティティがなくなってしまった…」といじけている。

禁酒前のアルコール摂取量:ビールを中心にグラスで 週2,3回、3杯程度

一緒に禁酒できた理由として、お互いそこまで「お酒大好き!なければ生きていけない!!」という状況でなかったことも大きいです。

妻と共に禁酒した理由

禁酒した理由は、夫婦円満を継続するためには、を考えた結果でした。

育児書や妊娠中の体験談を覗いていると、お酒が地雷になることはもはや周知の事実。

妻は、別に一緒に禁酒までしなくていいよ(笑)と言ってくれていたものの、自分が飲みたくても飲めない状況のなかで、夫がアルコールを家に持ち込む状態ってあまり気持ちがいいことではないと思います。

妻のホルモンバランスが崩れているときに、「たらいま~」とアルコール臭を漂わせて上機嫌に帰ったときには炎上必至。

一瞬にしてその場の空気が変わることでしょう…(泣)

付き合いだなんだとありますが、昨今のアルハラ禁止の風潮に乗れば、お酒を控えることでそこまで困ることはありません。

禁酒することで夫婦間トラブルの元がなくなるのであるのであれば、喜んで禁酒しようと思いました。

禁酒をしてよかったこと

飲食代が減った

当然のように飲食代のコストが減ります。

わりと外食は多かったのですが、アルコールをソフトドリンクに変えるだけでコストが浮きました。

お酒は大体500円前後ですが、ソフトドリンクは300円前後。

お酒のように2杯3杯とおかわりもしなくなるので、かなり経済的です。

またお酒を控えていると、周囲も気を遣ってくれて居酒屋さんではなくごはん屋さんになるので、おつまみの過剰摂取もなくなります。

家族優先の人物と認識してもらえる

妻に合わせて禁酒をする = 妻想いの旦那さん

という構図が概ね成り立つようで、禁酒中は「えらい!」「そこまでするのか!」とお褒めの言葉を頂くことが多かったです。

家族との時間を優先したい という価値観なので、この行為によって周囲から「この人は家族を大切にしたい人」と思ってもらえたことは、自身の価値観を表現する上でポジティブに働くことばかりでした。

例えば、帰りが深夜になってしまう誘いを断りやすかったり、仕事でも切り上げやすかったりと、普段であればだらだらしてしまうことも、切り替えやすくなったと思います。

夫婦でノンアル生活を楽しめる

最近は、ノンアル市場も賑わっています。

お店にいけば、必ずと言っていいほどノンアルコールのビールやカクテルが用意されていますし、スーパーでもノンアルコーナーが充実していますよね。

禁酒中とはいえ、暑い日や焼肉の日はビールでクイッと一杯やりたくなりますが、クオリティの高いノンアルビールも登場していて食卓を賑やかしてくれました。

特に気に入った商品がキリン 零ICHI(ゼロイチ)

ビールを飲んでいる錯覚に陥るほどおいしく飲めて、夫婦でドハマリしました。妻がお酒の雰囲気を楽しくなったときは、一緒にノンアルを。

アルコールがなくても十分満たされました。

禁酒で妊娠期間のトラブル回避へ

特に妻からお願いされたわけではありませんが、一緒に禁酒していたことでお酒に纏わる険悪ムードは起こらなかったです。

妊娠期間中、

「わたしの分までお酒を飲んでくれー!」

という女性は少ないと思います。かと言って、旦那もお酒止めて欲しいとまで思う女性も少ないでしょう。

誰からも強制されないことだからこそ、できる限り妻の状況に寄り添うことが、良好な関係を築くための一つの手段になりえるのかなと思いました。

男性の場合、妻が妊娠したからといってアルコールを控える強制的な理由はありません。

ただアルコールを家に持ち込まないだけで、奥さんにとっても、お腹の子にとっても、ポジティブな空気感になるのではないかと思います。