ソーシャルアパートメントに興味を持ったきっかけ

ソーシャルアパートメント」を初めて知ったのは、2010年に新卒で上京して、ちょうど1年経ったころ。

「シェアハウス 東京」で検索して表示された「シェアハウスよりもソーシャルアパートメント」というワードに惹かれ、クリックしたことがきっかけでした。

今回は、ソーシャルアパートメントに興味を持ったきっかけについて書いておこうと思います。

当時のソーシャルアパートメントのトップバナー(懐かしい…)

目次

学生時代から人と暮らすことに馴染みがあった

高校生の頃から、リゾートバイトで住み込みの仕事(リゾバ)をしたり、下宿させてもらいながら短期のアルバイトをしたりと、共同生活をすることに馴染みがありました。

大学生の頃は、古びた学生寮に入り、4畳半の寮生活。当然トイレやシャワーは共有、男子寮のため、清潔感もなく、シャワー室に汚物があることも…

とはいえ、寮生同士の交流があり、部屋飲みをしたりと、充実した暮らし。

もちろん、快適とは言い難い環境でしたが、何より5,000円/月弱の家賃だったので、一人暮らしの大学生にはありがたい環境でした。

上京、そして一人暮らし

上京したときに住んだ街は、埼玉県の川口市。

特に地縁があったわけではなく、都内の不動産屋さんで、当時の職場「市ヶ谷」駅に30分位内、予算60,000円で探してもらった結果、提案してもらった物件です。

木造2階建て、8世帯の新築アパート。部屋は30㎡近くあり、新築でしたし、ハード的には文句のない賃貸でした。

緑がオシャレだと思っていた時代の部屋(笑)

原体験となるアパート内での隣人交流

学生寮での暮らしに慣れていたせいか、ひとり暮らしでとなりに誰が住んでいるか分からない暮らしは、物足りなさを感じました。

あわよくば、隣に住む女性が「肉じゃが作りすぎちゃいました」とピンポン鳴らしてくるドラマ的なシチュエーションに憧れを持っていたことも事実です(笑)

そんな背景もあり取った行動が、全住民のポストに、「飲みましょう」という手紙を投函してみること。

どんな人物か分からないと、ただただ恐怖だと思い、写真だったか、こんなやつですと自己表現を頑張った手紙を一枚一枚、丁寧に書いたことをよく覚えています(笑)

今でこそ、知らん人によくラブレターをバラまいたなと感心しますが、当時は「なんか起こらないかな」というワクワクの方が勝っていました。

そんな怪しい手紙に返事をくれたのは4人。自分を除いて4/7、半数以上から返事をもらえたことになります。

当時流行っていたホームパーティー風景(笑)

当時ホームパーティーにハマっていたこともあり、早速部屋で、トントン拍子に飲み会をすることになりました。

もはや詳細な記憶は薄れていますが、かなり盛り上がったような…

何より飲んだあとに、帰る場所が隣の部屋だということが、いちばん感動したポイントでした。

それ以来、帰り道に顔を合わせれば飲みに行ったり、風邪を引いてしまったときは買い出しをお願いしたり、東日本大震災が起こったときは誰かの部屋に集まって恐怖を凌いだりと、隣人間の交流がある生活が続きました。

なぜソーシャルアパートメントに興味を持ったのか

この一通の手紙をきっかけに始まったアパートの皆さんとの関係性が、本当に心地よくて、安心感がある理想的な暮らしだと思うきっかけとなります。

隣の人が分からない生活はなにかと不自由です。

夜な夜な変な音が聞こえてきたら恐怖を感じますし、どんな人が近くにいるか分からない生活は、もはや不気味でしかありません。

同僚や友人にそんな暮らしを話すたびに、「マンション内で仲良しとかあり得ない、、けどなんか楽しそうでいいね」と良い反応をもらえて、こういった暮らしが広がったらいいなと夢見ました。

当時仕事にマンネリを感じていた時期でもあり、こんな暮らしが広がらないかなと思ったときに検索した言葉が、「シェアハウス」であり、「シェアハウスよりもソーシャルアパートメント」に巡り合うきっかけになりました。

なぜ興味を持ったのかは単純明快で、こんな暮らしがあったらいいなという原体験を見事に体現している暮らしがソーシャルアパートメントだったということです。

そこからどんなエピソードに繋がるか、また書いてみたいと思います。